白髪染めも結局はカラー施術?
オープンしてから早3ヶ月、日々、女性専用プライベートサロンにして本当によかったと心から感じております。
毎日お客様と話をしていると、美容師にとって当たり前のことでも、お客様からすると知りたい情報であったりすることが多々あります。
美容師は髪のプロですから、当たり前ですが。
もちろんその逆もあります。
お客様の方がヘアケア商品の知識が豊富であったりするなどです。
こういった方は、インターネットから情報をうまく入手されているのですね。
また、Aさんの小さな悩みというものが、Bさんにとっては大きな悩みであったりということもしばしばあります。
「悩み」といってもお客様によって、また施術する美容師にとって、その度合いは違うのかもしれません。
ただ、女性専用プライベートサロンだとそういったお悩みを深いところまでカウンセリングすることができます。
お客様も安心してお悩みをご相談いただけるからでしょうか。
ありがたいことです。
そんな中、弊店でお悩みランキング上位に上がるのが、「白髪染めへの変更のタイミング」です。
前々から思っているのですが、そもそも「白髪染め」という名前が良くないですよね。
どうも古臭いし、いっきに歳をとってしまった感じがします。
近年、グレイヘア(grey hair/gray hairどちらでも可)とも言われておりますが、だからといってマイナスイメージを払拭できる感じではありません。
先日、お友だちも「白髪染めって、もうやった方がいいか?」と質問がありました。
加えて「白髪染め始めちゃうと毎月しなくちゃいけないでしょ」という質問も。
「でも、ファッションカラーをしたとしても毎月とはいかないまでも、褪色もあるのでコンスタントにカラーはしてるよね。白髪染めをしても同じじゃない?」というと、確かにそうだと彼女もいうのです。
「白髪染め」でも「ファッションカラー」でも結局は定期的にカラーリングしなくてはいけないわけですから一緒なんですよね。
結局二人で「誰が白髪染めって言い出したのか?」「名前の付け方がイマイチじゃん、私だったら…」
と、ひとしきり盛り上がった後、最終的には「白髪もファッションカラーと同様に色をいれるイメージ」ができれば白髪染めへのハードルも下がる気がするという結論で落ち着きました。
美容師にとっては、色を抜くのも入れるのもヘアカラーです。
希望色があるとします。
その希望色に対して、既存の髪の色がどうあるのかで薬剤選定をします。
希望色より自毛が暗いのであれば、メラニン色素を分解する力の強いカラー剤、世の中でいうファッションカラー(おしゃれ染めーおしゃれ染めってネーミングもイマイチなんですが…)を使います。
ただ、自毛に白髪が混ざっている場合(つまり自毛の中に希望色より暗い髪と明るい髪がある場合)は、ファーストアプローチとしてファッションカラーに、色素量の濃いカラー薬剤を混ぜてお薬を作ります。
これであれば色の幅も広がるし白髪もぼかした程度にカモフラージュすることができます。
単純に白髪染めといっても、黒くするだけではありません。
ファッションカラーのように色のアレンジを楽しむことができるんです。
だから結局、白髪染めもカラーと同じなんです。
「白髪染め」という言葉に抵抗がある方は、あずきざわ美容室では「白髪も隠せるカラー施術」だと思ってください。
白髪にお悩みの方も、今年の秋冬にカラーリングを楽しんでみてくださいね。