どちらを選ぶ?ヘアカラーとヘアマニキュア
髪を染めるとひと言でいっても方法としては大きくわけて2つあります。
ひとつ目がヘアカラー、そして2つ目がヘアマニキュアです。
ヘアサロンでカラー施術を受けたことがある方は、この2つを聞いたことがあるかもしれません。
まずはこの2つの違いからご説明していきます。
まずヘアカラーから。
ヘアカラーは薬剤を使って髪の内部に働きかけ、髪の色素を脱色し、脱色したところに色を入れることで着色させる施術です。
一方、ヘアマニキュアは髪の内部に働きかけをせず、イオン結合によって髪の表面にだけ色を着ける方法です。
簡単に言うと、ヘアカラーは髪の中に色を入れ、ヘアマニキュアは髪の外に色を塗る方法と言えます。
ここまででお分かりかもしれませんが、施術による髪の傷みということであれば、ヘアカラーの方がダメージが大きいですね。
薬剤を内部に入れるわけですから、自然と髪への負担も大きくなります。
であれば髪を傷めずヘアカラーができるヘアマニキュアの方が良いと思ってしまいますが、一概にそういうわけでもありません。
ベースカラーが黒髪の場合、表面に色を付着させたとしても、さほど色は変わりません。
光が当たった時に色がついているのが多少わかる程度です。
ただ、ベースカラーが明るい場合、特に白髪の時は、とても有効です。
言ってみれば黒い画用紙が黒髪で、白い画用紙が白髪または明るい髪です。
どちらが色が塗りやすいかと言えば白い画用紙ですよね。
さらに、ヘアマニキュアにはコーティング効果もありますので、髪が傷まないどころかツヤ感さえも出すことができます。
もし季節によって髪色を変化させたい、ということであればヘアカラーの方が得意です。
次に持続性です。
ヘアカラーは髪の内部に働きかけて色を入れるわけなので、表面コーティングのヘアマニキュアよりも持続性はあります。
ただヘアカラーも髪の傷み具合によって持続性が変わってきます。
専用シャンプーやトリートメントを使って、なるべく髪の傷みを少なくして、色の流出を防ぐことができれば持続性も高くなります。
一般的に言われている持続性はヘアカラーが2ヶ月程度、ヘアマニキュアは2~3週間程度です。
さて、ヘアカラーとヘアマニキュア、この2つはどちらが良いということではなく、ご自身が希望する髪の色によって使い分けをするとよいですね。
とはいえ、どちらがご自身に合っているかどうかはなかなか判断できない場合があります。
そんな時は必ずプロに相談するようにしてください。